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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-173
「その首取られたら、僕らは〜・・どうすれば良いのさ?」
(白は、晃の様子に笑い。 水流を強めた。)
「もう少し〜・・、待ってね〜・・。」
ゴバッ・・! ゴボボボッ!!
***
「はぁっ、はぁっ。」
(夏樹は、走り。 通信機で、皆の位置を確認した。)
「晃さん・・。」
(冷たい雨の中、夏樹は、ふいに晃の笑顔を思い出した。)
***
「もし、奪いに来たのが、聖でも。 助けに来てくれた?」
(晃の、切れ長の。 黒い瞳が微笑んだ。)
「あほう。」
(それは、来るという合図に。 夏樹には聞こえた。)
***
『・・・っ。』
「どうして、あんなことを、言ってしまったんだ・・。」
(夏樹は、雨にうつむき、唇を噛んだ。)
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