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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-2
(千波は、面白そうにうきうきした。)
「楽しそうっ♪」
(佐織は頷いた。)
「うん! かわいい雑貨とかあるの♪ 音楽も演奏してくれたり。」
「そうそう、海鮮の浜焼きも食べれるよ。」
(ソラが両手を打った。)
「おお〜っ! 食いたいっ!///」
「良いね、俺も!」
(駆も意気揚々と、グッドサインを掲げた。)
「遊園地の前の広場が、お祭りのイベント会場なの。」
「ほら、見えた。」
ザザンッ・・!
(海岸線、海の脇に続く。 線路と並ぶ道を走る。
山間の崖を超えると。)
(目の前に、人々が集う広場と。 後ろに、
巨大な観覧車を背に、賑やかでカラフルな遊園地が広がっていた。)
「わぁ。」
(夏樹も思わず、息を飲み。
開かれた窓から、風を受け。 目を細めた。)
「楽しそうだね。 紫苑さん。」
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