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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-21
(数馬はにっこりと笑い。
頷いた。)
「はい!」
(数馬は、蒲公英の手を取り。 アーチの外へ出た。)
「いいか。 ちび。」
「遊園地は、スリリングな場所だ。」
「だが、オレにまかせろっ!」
「おもしろいぞっ!」
(数馬は得意げに、舌を出した。)
「わ〜い♪ たんぽぽたのしみ〜!///」
(蒲公英は飛び上がって喜んだ。)
「くすくすくすっ。」
(誠司は、楽しそうな二人の背中に、
想いを巡らせ。
感慨深げに、こげ茶色の短い髪の頭をかいた。)
「・・これはどうも。」
「早々に、子離れをしなければいけませんね。」
(誠司の背中は、どこか寂しそうに。
それでいて、照れくさそうに。 子供たちを追い。)
(桜と共に、可愛らしいピクニックバスケットを車に乗せた。)
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