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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-229


「お金と地位。 名誉に眩んで。」

「多くの物を、手にしようとした。」

(彩の目から、止めどなく涙が零れた。
彩の言葉に、石垣は。 炎の様に、怒りが湧いた。)

「もう、間に合わないわ。」

「FOTを信じ切れなかった。」

「そんな甘い考えで、世界は救えないと思った。」

『夏樹君。』

「あの紺色の瞳を。」

「信じるべきだった。」

(彩は、涙を零し、叫んだ。)

「それだけで、良かったのに!」

(彩は、意を決し。
議事堂を、飛び出した。)

バタンッ

(動き出せない大臣達に向かい、
石垣が吠えた。)

「部隊を出動させろ!」

(大臣達は、躊躇い、息を飲んだ。 FOTに非は見出せず。 民間人に犠牲者が
出ることを、避けられる見込みはない。)



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