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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-234


ゴゴゴゴゴッ・・

ドーンッ・・!!

「きゃぁぁぁぁっ! 白っ!」

***

(本物の善の、伸ばした腕に。 分身の善は戻り、魔法は吸収された。)

(善は、契約に反した者へ。 報復すべく、呪いを送り込んだ。)

ゴゴゴゴゴッ・・!

ドーーーーーンッ

「俺を、あの場から、引き離すためか・・!?」

(気づいた晃が、身を起こした。)

「晃様!

伏せろ、晃。」

(時雨は、立ち上がる晃を抑え付けた。)

ズズズズッ・・

ババババババッ!!

(地響きがし、何れにせよ、立ち上がることは出来なかった。)

(全身を揺さぶる衝撃に。 翡翠家の本殿の門は、破壊された。)

『〈“魔物”が。〉』



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