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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-243
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「音々ちゃん。 戦うだけが、強さじゃないよ。」
(雷雨の中、血相を変え、青葉を探す。
音々の横顔を見て、麗は告げた。)
「ダッセー。」
「あんたは分かってない。
あいつらは容赦ない。」
「そんなことじゃ、間に合わない。」
「あいつらに、記憶もろとも。
存在ごと、消されて終わりだ!」
(音々は麗に言い返し。
雨粒を弾き。 短い黒髪を揺らした。)
『音々ちゃん。』
「青葉・・っ。」
「声が聞こえた気がする!」
(麗は、音々の手を掴んだ。)
「音々!」
(音々は、麗の腕を振り払った。)
ダッ・・
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