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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-261


「ソラさまっ! あれをっ!」

(ピュアは、善の頭上に輝く、深紫色の、魔法陣を指さした。)

「“召喚術”!」

(ソラは、瞬時に、何事が起こったのかを、察し、唇を噛んだ。)

「! ソラ!」

(ミイは、驚愕し。 ソラにしがみ付いた。)

「皆、動くな! 囲まれてる。」

(ソラは、ピュアを制し。 ミイの視界を遮り、手を広げた。)

「! ですがっ!!;」

(ソラは、左手で、ピュアの。 魔法の杖を抑えた。)

「天野っ! 皆、一体何がっ!」

(結界を通れる、佐織たちが駆け付け。 光景に、息を飲んだ。)

「来るな!」

(ソラは、叫び、鋭い瞳で。 周囲を見た。 無数の気配が、
取り囲んでいる。)

ゴゴッ・・ゴゴゴッ・・!

(指揮官を失い。 崩壊してゆく結界に。)

(夏樹は、聖の、偉大さを感じた。)



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