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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-27


(言ってから、菖蒲は笑った。)

「私に、そんな力などないと、

分かっているのに。」

(静乃は、そっと。 菖蒲の腕に触れ。
目の前に立つと。 うつむいてしまった菖蒲を見つめ。
微笑んだ。)

「・・菖蒲くん。

直に、境界の無い時代が来るわ。」

(静乃の声に、菖蒲はゆっくりと
目を開いた。)

「能力者と人。

世界が、繋がる。」

(菖蒲ははっとした。)

「では・・、やはり聖様は。」

(それは、FOTの終わりを意味しているように思えた。)

「彩が。

最後に、私に言ったの。

自分の手で、“闇化”を起こせるようになったと。」

(不吉な言葉に、菖蒲は戦慄した。)



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