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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-270
「彩・・!」
ビシュシュッ・・!
(だが、黒服の執事達は、黒手袋の手から、
鋭い黒い糸を張り巡らせ。 夏樹を包囲した。)
(執事達は、FOT本部で、常に夏樹を監視してきた者達だった。)
(彼らが特殊部隊員であったことを、今知り。)
(ソラは、見覚えのあるその術に。 戦慄した。)
「あの黒服の執事達が、国からの使いが、特殊部隊員だったのか・・。」
「あの術は、魔法・・!」
「どうして、奴らが魔法を使える?」
「あれは、禁断の“闇の魔術”、《緊縛の糸》」
「どうやって・・、まさか、あの能力者が、操っているのか?」
(水色の瞳が、見開き、頭上を見上げた。)
バキッ・・ バキッ!
(音を立て、FOTの結界が、崩れ始めた。)
ゴゴゴッ・・
(崩れ落ちる、硝子の破片の向こう、閉じ込められていた“闇”の
赤い瞳が、こちらを覗いた。)
「はっ!」
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