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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-282


(夏樹は、ソラの力を感じた。 エアリエル国において、“光”と“闇”の力は、
どちらか一方しか、継ぐことは出来ない。)

(夏樹の存在が、“闇の鍵”の存在が、ソラの“光の鍵”を妨げていることを、
肌で感じた。)

(ソラが、力を得れば、夏樹は、生きる術を失う。)

(ソラは、そのことを知らなかった。 だが、夏樹は、それを感じていた。)

『ミイさん・・、ピュア。』

『ソラ。』

(痛みに、心を失わない様、夏樹は。 異世界からの三人の友の名を、
心に刻んだ。)

***

【《新たな王》を導け。】

(異界の地で、女王サラ、大巫女が見守る中。 光の魔導士セナは、
エアリエル国に宿る、“光の魔法”をソラに授けるべく、詠唱した。)

コォォォォーッ

***

「“闇”と“光”の魔法を同時に!」

「ソラさまっ!!」

(ピュアは叫び、小さな魔法の杖を片手に。 祈った。)

(弾ける雨粒と、涙の滴に。)



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