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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-40


「ふふっ///」

(男の子は、笑顔のまこに、気遣う表情をした。)

「真。 外、遊んで平気なのか?」

(まこは笑顔で頷いた。)

「うん/// ここは、パパの会社の遊園地だから。」

(ぱこは相槌を打った。)

「そう。 まこちゃんはお嬢様だから。」

「外で遊ばないの。 ぱこといるときは、時別ね♪」

(男の子は、眉根をしかめた。)

「そうじゃなくて・・。」

(男の子は、わずかに、周りを気にし、長い前髪の奥で視線を逸らした。)

(まこは、嬉しそうに。 男の子の手を取った。)

「はれくんも行こう。 ぱこちゃんと居れば、へいきだから。」

「ぱこちゃんのこと嫌い?」

(はれと呼ばれた男の子は、鋭い視線を向けた。)

「夢中でなんか書いてるやつ見ると、

親父のこと思い出すだけ・・。」

「あと、はれじゃなくて。 せい。 村木晴。」



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