HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-42


(眼鏡の奥の瞳は輝き。 ノートを握る手に、力が入る。)

(ぱこの視線の先、青空の下。
風に乗り、夏樹たちの気配が、降りて来た。)

『オレは、想像してなかった。』

『まさか、オレたちが。

あの事件の目撃者になるなんて・・。』

『・・誰も、

俺たち以外、覚えていない。 そんな不思議なことが、

起こるなんて・・。』

(ぱこは、まこの手を取り、遊園地の先へ進んだ。)

「お〜い! いくよっ。 はれ!」

(晴は照れ、頭をかきながら、後を追った。)

「うるせ。」

(三人は、遊園地を守る、ソラの魔法の中へ
足を踏み入れた。)

ブブンッ

***

「楽しそうね。」

(葵の声に、光は振り向いた。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ