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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-53


(晃は、結界の中を見渡し。
夏樹の居場所に、顔をほころばせた。)

「夏樹・・。」

***

「あははっ。」

(夏樹は、真夏の日差しの中、笑っていた。)

「う・・、笑うんじゃねー・・。」

「もう・・だめだ。 吐く・・。」

(春人は、ジェットコースターの出口で。 青ざめうずくまった。)

「はわぁぁ〜っv/// 楽しかったです〜♪」

(反対にピュアは、頬を紅潮させ。 ふわふわとクリーム色の髪を
浮かせ。 興奮気味に、可愛らしい靴を鳴らし、飛び跳ねた。)

「ソラ様っ! もう一回乗るです〜!!」

(ソラは、手を打ち。 よし来たとばかりに、頷いた。)

「おう、良いね〜。 もう一回ジェットコースター乗っちゃう〜??」

(皆の後ろでは、まさに、天高くから。 真っ逆さまに落ちてくる。
コースターが大音響と、叫び声を乗せて。 通り過ぎた。)

「///! もうっ、かんべんっ!」

(春人が音を上げたところで。 夏樹が、助け船を出した。)

「そろそろ、お昼にする?」



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