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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-55
(春人は、青い顔で、立ち上がった。)
「・・なんとしても、食う。」
(佐織は、皆の様子を眺め。
夏樹の様子を見守った。)
「・・楽しそうで良かった。」
「お祭りの広場の方は、人も多いから、
どうかと思ったんだけど。」
「雨宮くんも行ってみたそうだから。」
(チイも頷いた。)
「ええ。」
(賑やかな人波に向かい。 皆が歩き出した。)
・・トクン
・・トクン・・
(騒音に混じり、紫苑の胸が高鳴った。)
「どうした?」
(夏樹は、気づき。 紫苑に振り向いた。)
「・・、ううん。」
(紫苑は、一瞬。 手元の携帯に触れ。 驚いたように、目を見開いた。)
「ん?」
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