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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-76


(降りてくる二つの影と代わりに、
地上から、鮮やかな風船がいくつも。 青空に舞い上がった。)

「わぁ/// たくさんっ!」

「見てみて、はれくんっ!///」

(ぱこに声をかけられ、まこは嬉しそうに、はれを呼んだ。)

「くだらね。」

「前見て歩けよ!」

「ほら、ぶつかる・・っ。」

ドッ・・!

(まこの小さな身体は、後ろから歩いて来た少女にぶつかった。)

「きゃっ! ごめんなさいっ///;」

(晴は、あわててまこを抱き上げ。 ぱこもまこを抱えた。)

「大丈夫っ、まこ。」

(三人は、僅かの間。 ぶつかった少女と共に、
不思議な力に触れ合った。)

チリッ・・

「・・っ。」

(短い、黒髪の少女は、身体を起こし。 鋭い視線を三人に投げた。)

「ほら! 音々ちゃん、気を付けて。 わぁ、すごいね!」



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