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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-11
【せめて、こうして。】
【僕が、傍にいよう。】
(トワは、目を逸らさず。 星屑のように輝く瞳を。
中空に、捕えられたままの夏樹に向け続けた。)
【《砂時計》の砂は。】
【落ち続けている。】
【君は、そのことに気づいた・・。】
(トワが瞬くと、睫毛に飾られた、宝石が七色に光った。)
【心配することはない。】
【・・誰もが皆同じ。】
【直に、気付く。】
(トワの瞳は、ダイヤのように、鋭く。 虹色に光を放ち。 夏樹を睨んだ。)
【世界が壊れ。】
【戦いが、訪れるのだから。】
(美しく、輝く砂が、トワを包んだ。)
(トワが瞬く度、鋭く輝き。 《砂時計》の砂が、
足元に零れ落ちた。)
***
(地上に朝をもたらした、太陽は。 風見市の上を照らし。)
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