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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-33
(黒の騎士は、青い瞳を輝かせ。
現れた白の騎士を見て、笑った。)
(黒い服を払うと、途端に表情を変え、嬉しそうな顔をする。)
(表情を持たなかった、青い瞳は。 笑いながら、
ナイフを収めた。)
「くっくっくっ。」
「ピュトンに喰わせようと思ったのに。」
「ハロルドの剣の餌食か。」
(栗色の髪を揺らし、青い瞳は面白そうに、賊の末路を見た。)
(最後の黒いフードの男は。 胸を貫く剣を引き抜こうと、
手を掛けていたが。 事切れ、そのまま倒れた。)
ドサッ
(冷やかな瞳で、“白の騎士”は、賊を見ると。
剣を収め、名を呼ばれた“黒の騎士”に振り向いた。)
「ダニエル。」
「手を抜くな。 迷路の先まで、
侵入したのは、初めてだ。」
(ハロルドと呼ばれた、“白の騎士”は、
青みを帯びる、金色の長い髪を揺らし、“黒の騎士”である、ダニエルを見た。)
「新しく起こった、能力者組織です。」
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