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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-47
(沙羅は、深く息を吐いた。)
「あなたが、ルールでは? “王”」
「ふぅ・・。」
「手を貸すは、簡単ではない。」
「我等、“神々の者”が、地上へ降りるか。」
「国境を越え。 人の世界へ。」
「争いと、混乱の世界へ。」
(沙羅は渋い顔をし。 ジンは呆れ顔で
天井を見た。)
「聖が止められぬものを、誰が止められる。」
(沙羅は、黒髪を靡かせ。
立ち上がった。)
「わらわが、行こう。」
「あの者の、命より惜しいもの。」
(窓の外に、雷鳴が轟く。 稲妻が、湖面を揺らし、緑の迷路の向こうへ。)
(森の先へ、一筋の光を残し、落ちた。)
「見てみとうなった。」
ゴロゴロッ・・ ピカッ!
ドーン・・!
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