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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-72
(普段、被っている黒い帽子を取った姿の無憂は。
剃髪しており。
その姿は。 心の内を包み隠さず。)
(湊吾に伝えているように見えた。)
(得体の知れない、外国から訪れた。
危険な人物からの仕事を。)
(請け負える者など、他には居ない。)
「はい。」
(湊吾は頷いた。)
(本題に入るべく。
意識を集中させる。)
「それは、“兵器”と考えて、良いですか?」
「国防に関わる機密。
なぜそれを私に。」
(湊吾は、無憂の想いを汲み取ろうと。
身を乗り出した。)
「お父上は、情が厚い。
そのお人柄から、裏世界の家業には向いていないのではないかと思うが。」
(無憂は、横濱を想い、僅かに微笑んだ。)
「我等、人ならざる者にも、
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