HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-78
「よろしゅう。」
(透き通り、天女の様に纏う、衣を。 たなびかせた。)
(その肌の様に、透明な、花の髪飾りが、
シャンデリアの灯りに煌めく。)
(赤い唇が告げるのを。
赤みを差す、鮮やかな化粧の目元が、
笑いかけるのを。)
(稲妻に打たれるように、
全身に受け。 湊吾は、
反町に笑った。)
「見ろ、言った通り。
面白いだろうが。」
『四神』
Chapter103 End
Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ
『 Chapter104へ 』 『 前ページへ 』