HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-111
「夏っちゃん・・!」
(桜ヶ丘の上で、紫苑と共に、佐織、チイ。
駆、春人も。 夏樹の無事を願い。)
(周囲の異空間通路を見守った。)
「ソラ!」
(ミイは、迫り来る恐ろしい気配を察知し。
ソラに警告した。)
「おう。」
「行くぞ。 ピュア!」
(ソラは、魔法を発動すべく、異空間扉の前に、身構えた。)
「はいですっ♪」
(ピュアも同じく、扉に対峙し。 手のひらに小さなアクセサリーを取り出した。)
「《闇の力を秘めし鍵》よ。 我に力を!」
ググッ
ビュアッ!
「《解き放て》・・!
《虹のベール》」
(アクセサリーはピュアの手の中で、回転し。 大きな魔法のステッキに形を変えた。)
***
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』