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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-121
「《光の力を秘めし鍵》よ。 我に力を!」
「《解き放て》・・!
《風の翼》」
(ソラの水色の魔法陣は、走って行く、紫苑の足元で弾け。)
(水色の火花が、紫苑の身体を包み込み。 紫苑の背中に、白い羽根を生み出し。
衝撃から、紫苑を守った。)
バサッ!
ジュワッ
(紫苑の目の前に、空間扉が出現した。)
「夏樹くん!」
(紫苑は躊躇いなく、扉に中に、飛び込んだ。)
「《解き放て》・・!
《光の城壁》」
(ソラは、扉に向かい、強力な守りの呪文を唱えた。)
「きゃあぁっ!」
「紫苑!」
(佐織は、驚き、追い駆けようとしたが。 春人が引き止めた。)
「危ない!」
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