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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-152
先生の意思ではないからでしょう。」
(滝川は、石垣の目を通し。 対するべき、
敵の存在を、見ようと。 覗き込んだが。)
(今は、フェルゼンの意思は、奥底に眠っている様だった。)
「警察も、向かわせました。」
「人間に、手出しできないとは。」
「弱点ですな。」
「警察と、頭が動けば。」
「“風見市”に、女王は、入ることは出来ない。」
「そうでしょう?」
(石垣に同意するように、頷き。
滝川は、石垣に微笑み、両手を広げた。)
「何か問題が?」
(滝川は、すでに手は施した。
万全の策を前に。
安堵の表情すら浮かべている。)
『こいつと繋がっているのは、
何者だ・・。』
(石垣の首筋に。 冷や汗が流れた。)
「まさか、お前が頭と繋がっているのか?」
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