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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-153


ドクンッ

「まさか・・。」

「横濱と・・?」

(石垣は首を振った。)

『そんなはずは無い。』

『こんな小僧の政治家に。』

『動かせる、人物ではない。』

(滝川は、否定せずに笑った。)

「作戦は、上手く行っていますよ。」

「直に。 外敵は、先生の見込み通り、

排除出来る。」

(まるで、なだめる様に、
穏やかに笑った。)

「何の心配があるでしょう?」

(滝川の目は、にやりと笑った。)

「白々しい、嘘を並べおって。」

「貴様・・!」

「私を愚弄する気か!」



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