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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-154


『まさか、こいつは!』

『翼の頭と。』

『横濱とも通じ。』

『警察さえも、操っているのか?』

(石垣の喉は干上がり。 若造の施した策に。
自身が孤立して行くのを感じた。)

「とんだ茶番だ!」

(若造と侮っていた、滝川に。
手のひらで、転がされているようだ。)

(物静かで、従順だと思っていた。)

『聖の差し金か。』

(気がつく、石垣は、天井を仰いだ。)

「貴様・・!」

「いつからだ・・。」

「いつから、聖と通じていた!!」

(石垣は、大臣たちの間を縫い、
滝川のもとへ詰め寄った。)

「滝川・・!」

「滝川〜〜!」

ガッ



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