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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-159


(次第に、切り崩し。)

(石垣の陣営を、侵食し。

滝川の駒に変えて来た。)

『・・愚か者めが・・!』

(憎しみの言葉は届かず。)

(滝川の背後に。 憎しみを込め、睨むことしか出来なかった。)

***

(滝川の背後には、

横濱が。 翼の頭である、灰慈が。

警察が。

聖を通して。 能力者の女王である、沙羅が。

そして、四神を統べる王。

ローズの存在があった。)

***

ガガガガッ

キキキッ!

(湊吾は、追手の行き先を読み。
運転手に指示し、沙羅を守るため、
車を動かした。)



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