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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-175


(赤城は、にやついたが。)

(翼は冷静に、周囲を見て。
悪漢を、逃すことなく。 警察が、取り囲むのを待った。)

「ボス!」

(手下の松が、やっと、恐怖を払い除け。
赤城に近づいた。)

「てめぇ・・!」

(情報を、翼に流した松は、翼を睨んだ。)

「松〜。

おめーとは、昔からの縁だったが。

これまでだなぁ?」

(松は、次第に包囲される辺りに、睨みを利かせ。
翼を見上げた。)

「裏切ったな!」

(包囲されながらも、翼は余裕で笑った。)

「ああ?

俺のターゲットは、お前だよ。」

「お前の情報源も、今頃捕まってるぜ。」

(余裕を見せる、翼と翼の組織に。
松は、戦慄した。)



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