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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-176


「翼・・! てめーが、警察に飼われてるスパイか・・?」

「くそがっ!」

(松は、からくりに気付き。
地面を殴った。)

「あっはっはっはっ!!」

(翼は、さも可笑しそうに、
天を見上げて笑った。)

「飼われてるんじゃねー。

俺が、警察だ。」

「バカが。」

(翼が笑った時。)

(警察が、辺りを完全に包囲していた。)

「武器を下ろせ!」

「抵抗する奴は、叩きのめす。」

「誰に、そんなもの向けてる。」

「何度も言わせるな。」

「隣国の、女王の御前だ。」

(翼の声は轟き。 周囲を圧倒した。)

「四神が一人。」



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