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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-191
(華やかな香り。 静かで、爽やかな色合いを選び。
千波は、店員の笑顔に。 心癒される思いがした。)
「今朝方、届いたばかりの。
お花です。」
「花開いたばかり。」
「良い、香りでしょう。」
(店員は、温かく微笑み。 生き生きと蕾を付ける
花々を選び。 千波の指し示した花を。)
(千波の顔の前に、差し出した。)
「・・。」
「ええ。」
(千波は、香りに。
微笑んだ。)
「包みますね。」
(店員は、馴染みの様子で、
千波に告げた。)
「いつもの、もう一つは。」
「そうですね、こちらはいかがでしょう。」
「可愛らしいですよ。」
(一つは、男性に。 もう一つは女性に。 千波はいつも二つ。)
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