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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-208


(夏樹は、はっとし。)

(瞳を開いた。)

「・・・。」

(青葉への想いと、自身の心と向き合い。)

(夏樹は、頷いた。)

「また会おう、青葉。」

(夏樹は、思いを噛み締め。
巨大な、影を創り出す、巨木の根元に。
花を手向けた。)

「夏樹くん・・。」

(紫苑も傍らで、夏樹に寄り添い、
献花した。)

「青葉。」

(ソラも、傍で、
花を手にし。)

(青葉に捧げた。)

「安らかに。」

(晃、剛、白、光、葵、艶、数馬が。
彩、静乃が、
献花し。)

(時雨、メイ、千波、菖蒲も。
佐織、チイ、駆、春人も。 ミイ、ピュアも祈った。)



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