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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-25
(出来るだけ早く、悲しみから立ち直り。 前を向く為に。)
シューッ
(お湯が沸き、チイが温かなお茶を入れた。)
(朝日と、湯気に包まれる、キッチンに微笑み。
春人は、チイから視線を上げ。 忙しく、関係各所に連絡を入れている、
誠司に声を掛けた。)
「誠司さん。 買い出しに行きながら。」
「俺も、お袋に掛け合います。」
「力になれるはずだ。」
(春人は、駆と視線を交わした。)
「街を。 学校を守って行こう。」
「俺達に出来ることがある。」
(駆は、笑顔で頷いた。)
「おう。」
(誠司は、電話を片手に、頷いた。)
「はい。 宜しくお願いします。」
「理事長へは。 私からも連絡をします。」
「春人くんも、気を付けて。」
(誠司の笑顔に、春人は頷いた。)
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