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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-35


(“闇”と向き合い、FOTの活動をする時。
皆の顔を、思い浮かべるためだった。)

『ここに座って。』

『夏樹は、“闇”と向き合って来たんだな。』

(ソラは、小さな部屋に残る。 夏樹の想いを感じ。
写真の中の、皆と居る夏樹の笑顔に。
胸が熱くなった。)

「きっと、上手く行く。」

(春人と、駆も部屋に入り。
頷き合った。)

「ああ。」

コンコンッ

ガチャッ・・

(ドアを叩く音に。 三人は振り返り、
ドアを開き現れた人物に、瞳を開いた。)

「紫苑ちゃん。」

(ソラは、瞬き紫苑を見た。)

「一緒に居たいって。」

(紫苑の肩に手をやり、後ろから、
佐織が。 紫苑の気持ちを皆に伝えた。)

「無理しないで良いよ。」



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