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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter104 『風の声』 104-5
(滝川は、涼しい目で笑った。)
「先生は、どちらにつかれるおつもりか?
政権が交代する。」
(歩む先には、幾人もの大臣達が、滝川を待ち構えていた。)
(彼らは、滝川の同志であった。)
「道を誤らぬように。」
(滝川の言葉に、大臣は、深々とお辞儀すると。 後ろに続いた。)
(待ち構えていた大臣達が、滝川を迎えた。)
「先生。 いよいよですな。」
「その日は、近い様で。」
(口々に、大臣達は、滝川を歓迎した。)
「ああ。」
「あの者は、不在だが。」
「残された強力な、“駒”が動く。」
(滝川は、予定通り。
ホテル・グランド・ベイに。 要人を乗せた車が。
到着するのを確認していた。)
「横濱はやってくれる。」
「警察の内部には、横濱の信奉者が居る。」
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