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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter104 『風の声』 104-54


「はっ!」

(着信は、花子からだった。)

「ぱこちゃん・・!」

(真は必死に、電話の向こうの花子に訴えた。)

「どうしようっ! パパが遊園地に行ったの。」

「怪物がまた来たら・・っ!///」

(花子は、電話の向こうで頷いた。)

[「まこちゃん。 今から、迎えに行くから。」]

[「わたしのうちに来て。」]

(親友の花子の家は、真の家から、三軒となりにあった。)

「・・うん;」

(真は、安堵し涙ぐんだ。)

「晴くんは?」

(真の声に、花子は微笑んだ。)

[「遊園地に、偵察にいってる。」]

(真は驚いた。)

「ええっ!///;」

(花子は、真を安心させようと、告げた。)



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