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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-118
(クラスメイトはざわつき、興味を持って、ソラの水色の瞳を見た。)
「異世界が存在しているんだ。」
「俺だって、信じられなかった。」
「俺が、異世界の住人なんて、嘘みたいな話。」
(ソラの水色の瞳は煌めき、青空を見上げ、
教室で自分を見る、クラスメイトを見つめた。)
「はっはっ。」
「幾人かは、その目で見ただろう。」
「迷ってはいられない。 敵は襲ってくる。」
(ソラは、教壇の前に来ると、夏樹の隣に立ち、
皆の方に笑顔で振り向いた。)
「皆を、脅かしたいわけじゃない。」
「本当のことを、知ってほしいんだ。」
(ソラは、何より、原因が。
夏樹のせいだと、思ってほしくなかった。)
(憎しみや恨みや恐怖が、それ以上に
自分たちを脅かそうとしていることに、気づいて欲しかった。)
(生徒の一人が、手を挙げた。)
「“時の欠片”って・・何?」
(ソラは、夏樹と並び、クラスメイト達に説明を始めた。)
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