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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-12
(夏樹は頷き。 皆の元へ歩きだした。)
『期限までに、見出せなければ、呪いは、自ずと解ける。』
『夏樹の命と共に。』
***
(FOTは注意深く、風見市を見守った。)
(夏樹は、ソラの魔法に導かれ、空間通路を超えた。)
ゴオォォォーッ
シュンッ
(風見市に繋がる空間通路は、桜ヶ丘の上で展開し。)
(夏樹を、最も帰りたい場所へ、送り届けた。)
ゴオッ
(懐かしい空間通路は、聖のバラの香りを残し。)
(束の間の息苦しさの後、
明るい日の光の元へ、夏樹を解放した。)
「はぁっ・・。」
(空間扉が開いた途端、青空と、太陽の光が降り注ぐ。)
トッ
(スニーカーが、小高い丘の上の道を踏みしめ。
身体を起こした、夏樹の全身を。)
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