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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-120


「そして、僕が居るからだ。」

「“時の欠片”を狙う者。」

「“闇化”を望む者が、襲って来る。」

(夏樹は、ソラの言葉を受けながらも。 自分が原因であることから、
目を背けたくはなかった。)

「そういう攻撃から、皆を守り、

戦うのが、国家機密組織。 Fragment of Time

通称FOTの役目だ。」

(夏樹は、話しながら。
自らの抱える矛盾に、胸苦しくなった。)

(聞いた涼は、机を叩き、反論した。)

「つまり、お前のせいってことだろ!」

「全部!」

(涼は立ち上がり、夏樹に食って掛かろうとした。)

ガタッ!

「落ち着け。」

(駆が立ち上がり、涼の腕を掴み、制止した。)

「話を聞いて、涼!」

(クラス委員の佐織も、立ち上がり。 駆と共に、
涼を止めた。)



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