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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-132


「FOT No.3を媒介に、強力な“闇”が発生しています。」

「この事実を明らかにし、

国民の皆様の協力のもと、能力者を排除する必要があります。」

(石垣は、続けて訴えた。)

「これは、差別ではなく、国民の皆様の、身を守る為に、

やむを得ない、措置です。」

「“闇”は活性化しており、

全国に拡大する恐れがある。」

「また、政府の保護領域外に出た、能力者集団である、

国家機密組織、Fragment of Time、通称FOTが、

政府の措置を、妨害し、

FOT No.3を、風見市内に留めています。」

「我々は、風見市に対し、強力な措置を発動いたします。」

「風見市の人々は、FOT No.3により、

すでに、“闇”に汚染されている可能性があり。」

「“闇”の拡大を防ぐため、

風見市を、全国から閉鎖し、市民の皆様には、風見市内に留まって頂きます。」

「風見市民の皆様を、能力者から救うため、“闇”化を防ぐため、全力を尽くします。」



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