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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-160
「先生は、僕と、理事長のところへ。」
「対策を、練りましょう。」
(春人は、静乃に頷き、静乃と共に、理事長室へ向かった。)
「ソラくん、夏樹くん。 また連絡をするわ。」
「気をつけて。」
(静乃は、ソラに頷き。 夏樹や、皆を、託した。)
「ああ。」
(ソラは、水色の瞳で、強く頷き。)
(夏樹を外へ、促した。)
「・・・。」
(紫苑は、窓から校庭の外を見た。 逃げ惑う生徒や、
心配で迎えに来た、保護者たち。 そして、国に許可されたマスコミたちが、
校門に殺到していた。)
「本当に、この街は、変わってしまうのかな・・?」
(紫苑は、廊下に出て、自身に問いかけるように、
窓の外の人々を見た。)
(穏やかだった、街の人々の心が、クラスメイトたちの心が、
変わってしまうことを恐れた。)
「させないさ。 行こう。」
(ソラは、明るい水色の瞳で、紫苑に微笑み、肩に手を掛けた。)
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