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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-186


「新しい時代が来る。」

「常識が覆る時、人々は恐れるものです。」

「ありふれた価値観が正しいと。」

「この現実が夢であると。」

「特定の、異質な者を。」

「悪とする方が、容易い。」

「そうならないで欲しい。」

「この災いは、簡単に、防ぐことは出来ません。」

「私たちの思いが、ひとつでないならば。」

「外界からの攻撃に。」

「隙を与えてしまいます。」

「これは、夢ではない。」

「現実に、起こっているんです。」

(誠司は、真っ直ぐな瞳で、前を見ていた。)

(誠司は、間違った情報に惑わされる人々に、警告した。)

「道を誤れば、第一国、第二国、第三国、第四国。」

「全ての国と、人間。 能力者。」

「異世界を巻き込んだ、戦いになり兼ねない。」



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