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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-189


(マスコミは、捲し立て、カメラのフラッシュを誠司に浴びせた。)

「それは、どういう事ですか!?」

「説明してください、市長・・!」

(誠司は、マスコミに揉まれながら、会見場を後にした。)

(秘書である、三笠が、マスコミに向け叫んだ。)

「改めて、必要に応じ、随時、臨時会見を行います。」

「本日は、以上です。 お引き取り下さい。」

(マスコミは、怒り。 テレビの画面には、会見場を後にする誠司の、
苦悶の表情が映し出された。)

***

「FOTと共に、市民を守ります。」

「彼は、危険ではない。」

「私の息子です。」

(夏樹は、snow dropのリビングで、誠司の言葉を聞いた。)
(snow dropは守られ、温かな部屋に、心地良いソファーに
夏樹は身を沈めていた。)

(そんな自分を、夏樹は許せなかった。)

(誠司は、守りの外に居て。 世界の厳しさと、攻撃をその身に受けていた。)

(FOTも、世界から敵視され、虐げられている。)



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