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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-201
「きゃぁぁっ!」
「ちょっと、押さないでよっ!」
「わたしのよっ!」
(人々は、食料や水を奪い合い。 店頭には、商品が姿を消した。)
「落ち着いて。 家に戻るんだ。」
「食料品は、無くなったりしない。」
「争わないでくれ。」
(ソラは、街の人々を仲裁した。)
「ちょっと、離して!」
(だが、ソラの声を聞いてくれる人は、少なかった。)
「落ち着いてなんて、居られないわ!」
「わたしには小さい子供が居るの。」
「この子たちの分よ。」
(母親は必死だった。 隣で、まごついていた、老婆から、
パンを奪い取ると。 ごった返す、レジに向かって突進した。)
「はぁ・・、はぁっ。」
(ソラは、突き飛ばされ。 老婆の身を守り、
人々の雑踏から。 弾き飛ばされる、けが人を救い起した。)
「大丈夫ですか。 避難所に案内します。」
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