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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-27


「夏樹さんっ。」

(ミイとピュアが、微笑み迎え入れた。)

「これ、参考になるかもしれないから。」

(夏樹はそう言い、ソラに資料を差し出した。)

「サンキュー!」

(ソラは受け取り。 菖蒲と夏樹も、加わり。 輪になって座った。)

「街に眠っている、“欠片”の状態を把握し。」

「FOTの皆と、見守ろう。」

「変化があったら、すぐに対応出来るように。」

(ソラの言葉に、夏樹は頷いた。)

「そうだな。」

(水色の瞳が光った。)

「明日から、学校だな。」

「善っていう、ガキは。 来るだろう。」

(ミイは不安そうに見つめた。)

「防ぐことは、出来ないの?」

(ソラは、少し考え頷いた。)

「たぶんな。 フェルゼンは、俺たちと同じように、次元を超えて来てる。」



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