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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-67
(静乃が送り出すのと、それはほぼ同時だった。)
[「了解。」]
ゴオォォォーッ
(空間通路を抜け、北通りに、光が降り立った時。
規制線の中で、魔法陣が炸裂した。)
バキッ バキバキバキッ・・!
(青紫色の火花を散らすのは、善の魔法陣だった。)
【《闇の力を秘めし鍵》】
【《解き放て》】
【《次元の扉》】
(光は素早く、生み出した光で。 周囲を覆い。
結界の代わりになる、障壁を作り。)
(魔法陣から、呼び出された、異界の魔物を、
障壁の中へ閉じ込めた。)
【ガァァァァーッ!】
バリリッ!
(光の刃が、獣の牙に当たる。)
「こいつっ・・!」
(光は、踏み止まり、獣と対峙した。)
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