HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-69


(空間通路を横切り、葵が光の傍へ舞い降り。
参戦する。)

***

「静乃さん。」

(ソラの傍で、戦況を見守っていた夏樹が、
静乃に警告した。)

「菖蒲に向かってもらう。」

(異空間通路で、公用車の中に待機していた菖蒲は、
夏樹の指示で、白いリムジンにエンジンをかけた。)

ググッ

(善の意識は、静乃に興味を持って居た。)

[「!」]

(通信機の向こうで、静乃は、善の意識を感じ取り、
警戒した。)

【あははははっ。】

ガガガッ

(次の瞬間には、善の向けるエネルギーを避けるように、
静乃の前に、異空間通路から、白いリムジンが出現し。)

(静乃の前に、菖蒲が降り立って居た。)

【(チッ)】



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ