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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter105 『風と共に』 105-7
「解くべきものであろうか。」
(沙羅の問いかけに、夏樹ははっとした。)
「え・・?」
(呪いは、解かなければならない。 そう思って来た。
夏樹の中にある、“鍵”は呪いにかかり、人間の中に眠る“時の欠片”を“闇化”させ、
人間を“闇”という魔物に変える。)
(そして、“闇”が消えない限り、ソラの国、エアリエル国は滅びるのだ。)
(“鍵”は夏樹の心臓と同化し、夏樹を生かしている。)
(“鍵”を壊すことの他に、夏樹に選択が残されているだろうか。)
「力を失うても、“鍵”は取り出せなんだか。」
「それは、そなたが終わる時か。」
「聖が施した、切り札も。」
「叶わぬか。」
(最後の選択を、選ばぬようにと。 沙羅は、強く夏樹を見つめ。)
(美しい指先で、強く夏樹の胸に触れると。 言葉を続けた。)
(力を失っても、心臓と“鍵”を分けることは出来なかった。)
(今は、夏樹の力と共に、“鍵”も眠り、“闇化”は起こっていない。)
(しかし、“鍵”が消えない限り。 いずれフェルゼンが、かけた呪いが、
彩の命を削り、“闇化”を起こす。)
「・・・っ。」
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