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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter11 『白い鳥』 11-11


「兄様・・。」

(艶は、微笑んだあと、静かに。
水面に映るように艶やかに、淡く光る黒い瞳で、瞬きした。)

(白い雲の間に、飛び立つ白い鳥が居た。)

「きれいだ・・。」

「雲に触れそうじゃ。」

「兄上・・。」

(艶は、ふと口にし、目の前の青空を見上げた。)

***







『白い鳥』
Chapter11 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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