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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter14 『窓際の席』 14-10
「今の“闇”の、けはい! めちゃくちゃ、強そうだった!」
「さすが夏っちゃん、いっぱつで倒しちゃったのかなっ。」
(数馬は、わくわくし、その場で飛び跳ねた。)
(カラフルな服に、いくつものバッチがカチャカチャと鳴った。)
「すっげーな〜っ。」
(茶色のふわふわした髪が可愛らしく、揺れる。)
(カラフルなスニーカーに半ズボン。 数馬は、制服を完全にアレンジし。
お気に入りの帽子も、教室でかぶっていた。)
(帽子についた、ピンバッジの中に、FOT No.8と刻まれている
小さな赤いバッジがある。)
「なにしてるの〜?
数馬くん。」
(ベランダで大声を出している数馬が気になり、教室から、蒲公英が
出て来た。)
「はっ。 ちび。」
(数馬が振り返ると、ひょっこりと顔をだす、蒲公英がいた。)
(紺色のプリーツの、ワンピースは可愛らしく。 襟元に、小さな赤いリボン。
右横の髪にとめた、青い小鳥型の髪飾りが揺れる。)
(胸元のワッペンには、高校と同じ、一枚羽根の紋章、
KAZAMIの文字が描かれている。)
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