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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter14 『窓際の席』 14-16


「OK、負けたわ。 皆の希望は聞くわよっ。」

(静乃も微笑んだ。)

「・・背が高いから。 という理由なら。

自動的に、佐織と駆君は、隣同士ね。」

(チイがこっそり、佐織に囁いた。)

「チイ〜・・!」

「ふふふっ。」

(佐織は、教室の中へ、チイを追いかけて行った。)

「紫苑さんは?

どこがいいの?」

「佐藤さんと、小野瀬さんの近くね?」

(静乃がざっと、メモをとった。)

「あっ、はい!

えっと・・。 出来たら、窓際の席が良いです。

中庭が見えて、気持ちが良いから。」

「ふふ、分かったわ。」

「それじゃあ、また。 次の授業でね。」

(静乃は、笑顔で教室を後にした。)



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