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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter15 『百聞は一見にしかず』 15-7


「許された者しか、語る事はできません。」

「あるいは、記憶を消されているか。 ですから。」

「三笠さんに、僕が話しているのは。」

「三笠さんが、僕の秘書で。 おそらく、FOTから、

何らかのレベルの。 記憶保持の許可を得るだろうと思うからです。」

「先ほどの書類にも。

僕の名前宛てですが、下に、三笠尚道様と。 三笠さんのお名前も

書かれていたでしょう。」

「ですから、僕達は。 FOTに記憶を消される事は、ありません。」

「もちろん。 他の誰かに、口外すれば。

保証はありませんが。」

(誠司は、それらの言葉を。 通常の市政を語る時の、穏やかな笑顔で語った。)

『記憶を・・消される?』

『市長は、まだ冗談を言っているのでしょうか?』

(三笠は。 説明しながら、穏やかに微笑む。 誠司の笑顔が、
逆に、恐ろしくなった。)

『・・市長は、何かに騙されているのではないか・・?』

(三笠は、若干青ざめ、つぶやいた。)

「・・、怪しげな裏の組織からの書状をっ、真に受けるなんてっ・・。」



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